【第13回】Trattoria hajime 様

今回の愛しのお客様のコーナーは、少し趣向かえまして、直接料理屋さんに突撃取材をしてきました! 料理屋さんといってもジャンルはイタリアン。なぜ? といいますと、カネク青果の日比野 智氏の同級生が経営するお店だからです。なかなか末端の料理屋さんのお話が聞ける機会もありませんので、この機会に突撃取材をしてきちゃいました!はてさてどんなお話が聞けたのでしょうか!?

T : 今回取材させていただく「Trattoria hajime」の店長であり経営者の中野 一(なかのはじめ以下中野)さんです。よろしくお願いします。

中野 : よろしくお願いします。


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T : うちの日比野がいつもお世話になっております。

中野 : いえいえ、こちらがお世話になっていますよ。彼とは地元のサッカーチームで久々の再会を果たしてまた仲良くなってね、まさか市場で仲卸やってるとは! 運命かと思いましたよ。

T : そうだったんですか! 実は私Tも昭和50年生まれの同い年なんです。まさにゴールデンエイジですわ! なんて冗談はさておき、お店はいつオープンされたのですか?

中野 : 今年の9月4日にオープンしました。まだまだ生まれたてのひよこちゃんですよ。

T : それまではどんなお仕事をされていたのですか?


中野 一さん

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中野 : イタリアンレストランで働いていました。

T : なるほど、今回の独立、出店のきっかけは?

中野 : いろいろありますが、一番のきっかけは今のこの店の場所の前のオーナーが知り合いだったんです。その方からお声をいただいて今に至るわけです。

T : でもいきなり「店やるきない?」なんて言われてもそうそう簡単に「はいやります!」なんて言えませんよ! しかもその若さで(自分を若く言うつもりではありませんが…)

中野 : そりゃそうですけど…でもね、店を持つ少し前にイタリアに旅行に行ってきたんです。お勉強も兼ねての観光旅行ですけど。ワイン用の葡萄を狩ったり、いろいろなお店を回ったり、はっきりいってそこで自分の中で火が着きましたね! メラメラと!

T : ほほう…やはり本場の雰囲気に影響されてですか。でもここにくるまでたくさんの苦労もあったでしょう?

中野 : そうですね、資金の調達にはやはり苦労しましたよ。でもね、最後に話にのってくれたくれた方がまたまた同い年の方だったんですよ。だからとても親身になってくれて…まさにゴールデンエイジ!

T : 完璧です50年! さぁそれでは営業スタート! ってことなんですが、やはり苦労や悩みはつきもの…なんでしょうね?

中野 : もちろん、いきなり商売繁盛! なんてのは難しいですよ。うちは今、私のほかに社員1人とアルバイト2人でやっているのですが、お客様からの要望が後を絶ちません。もちろん全て応えていきたいのですがなかなかそうもいきませんしね。要望を言っていただけることは非常にうれしいことですし今後はそういった要望にも全て応えていけるような店作りをしていきたいですね。

T : がんばりどころですね! 今後のお店の方向性に関してはどのように考えているのですか?


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中野 : そうですね、イタリアンというジャンルが今以上に身近に楽しんでいただけるようにしていきたいですね。イタリアンって実は日本の食材との相性が非常にいいんですよ。

T : そうですね、特に最近はジャンルに囚われず和の食材が注目されていますしね。

中野 : はい。ですから私たち日本特有の食材をいかして、もっともっと身近なイタリアンを目指していきたいですね。

T : ということはもちろんメニューもこだわっているのでは?


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中野 : そうですね。でも定番メニューはやはり本場のイタリアンを意識して作っています。

T : たしかに、ペペロンチーノ、カルボナーラ…一般的にイタリア料理にはかかせないメニューですね。

中野 : 実は、私が多大な影響を受けたフィレンツェに実際にあるお店とほぼ一緒のメニューにしています。

T : ほほぅ! なんかカッコイイですね。でもミソなのは別メニューである「黒板メニュー」なんですよね。


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中野 : そうです。定番の他に、日替わりのおすすめメニューを小さいサイズの黒板に書いてお客様のテーブルにお配りします。そのメニューがか~な~りミソですね。市場で見つけてきた珍しい食材や、季節の食材を使った料理が中心です。智のおかげで今までなかなか使えなかった食材が手に入りますから作ってても楽しいですよ。

T : そのために度々市場にみえるんですね。意外と拾い物たくさんあるでしょう? 普通に高級スーパーで手に入れようと思うとなかなか手がでませんからね。

中野 : そのとおりですよ。ですから、お客様にはお手ごろな価格で提供できますし、評判もいいですね。

T : 毎回違うメニューならお客様も飽きませんからね。これがフルコースのメニューですね?まさか用意してくれているとは!!

中野 : ここにあるのはたまたまです。基本的なフルコースのメニューはこれですね。でもお客様の要望があれば多少の変更はしますよ。

T : ではまた今度お客としてお邪魔します。でも最近は飲酒運転の問題で、お酒が勧めれず、郊外の居酒屋さんなんかは大変苦労なさってると聞きますが、影響は無いのですか?

中野 : そうですね、でもうちの場合は幸いというかなんというか…駐車場を完備してないんですよ。場所的にも地下鉄の駅のすぐ近くですから、お車でお越しになるお客様はほとんどいらっしゃいません。もちろんお車で来られた方にはお酒はお出しできませんけどね。

T : 新栄のど真ん中ですからね。飲酒運転には気をつけましょう!今日は仕込みでお忙しい中ありがとうございました! ゴールデンエイジャーとして応援しています!

中野 : こちらこそありがとうございました! 50年万歳!!

というわけで、今回は趣向をかえた愛しのお客様をお送りいたしました。たまにはこんな企画も折り込んでまいりますので乞うご期待!!

取材協力

Trattoria hajime

住所: 名古屋市中区新栄2-19-7近藤ビル1F
TEL(FAX) : 052-262-1172

営業時間: 18:00~25:00(L.O. 24:00)

定休日: 日曜日